コラーゲンとアミノ酸の関係

皮膚表層の水分と脂質分が適当量確保されていれば、肌は自然とつややかでしっとりとしたものになります。しかし、表皮の脂質量は年齢と共に変化しますし、思春期ともなると急激に増加し、中年を過ぎた頃には徐々に減少する傾向にあります。また、角質層の水分も年齢とともに減少していくので、人間にとって肌の水分を必要量保つのはなかなかに難しいことのようです。通常、人は歳をとると皮膚表層の水分と脂質分が 不足しくるので、定期的に補給することが必要不可欠です。脂分の補給はクリームや乳液の形で行うのですが、このあたりは男性よりも女性の方が一層詳しいでしょう。オリーブ油など植物からのものや、動物性タンパク質である豚の脂肪、またはワセリンなどの石油から つくったものと種類は様々です。水分の補給ですが、たんに水を塗ってもすぐに蒸発して蓄えられることはないので、保湿剤を用いることになります。昔から保湿剤としてグリセリンなどが使用されてきましたが、最近ではヒアルロン酸もよく使われているそうです。

コラーゲンの保湿効果

コラーゲンは分子量が30万もある非常に大きなものであり、その上「角質層」という一種のバリアーを通ることになるので、水分や脂分が真皮の中まで浸透させるのは通常だと難しいものとなります。そこで役立つのがコラーゲン。コラーゲンが化粧品に配合されている理由はコラーゲンのもつ保湿効果だと考えられており、コラーゲンの分子は一般的なタンパク質とは異なった構造をもっていることが影響しているようです。コラーゲン分子を構成しているアミノ酸は親水性のものが多く、疎水性のものが少なく、またコラーゲン分子は非常に細長い棒状の形をしているのが特徴です。 これはボールのように球状にまるまっているものよりも表面積がかなり大きくなるので、その分親水性の成分が多く、表面積の大きいコラーゲン分子は、たくさんの水を吸着することができます。よってコラーゲンは大きな保湿効果があると言えるのです。

コラーゲンの注入

コラーゲンの有効利用として、ニキビやシワなど美容整形用に陥没部の真皮に注入する方法があります。ドロドロになったゲル状のコラーゲン(コラーゲンゲル)を造り、これに架橋をしてゲルのまま注入するタイプと、コラーゲン溶液を注入して体温で温めてゲル化させるものと2種類があります。溶液の場合は取り扱いやすいのですが、注入後は比較的はやく元に戻ってしまうために、何度も繰り返して注入する必要があります。ゲル化させたものに関してですが、コラーゲンは長持ちするものの組織に行き渡りにくいとデメリットがあります。ヒアルロン酸とコラーゲン溶液を混入したところ、より浸透して長期間にわたり効果が持続した例もあるようです。このような注入剤は欧米ではいち早く取り入れられ頻繁に使用されているようですが、欧米に比べると日本ではあまり普及していないのが現状です。直接皮膚に注入することに抵抗を感じる方もいらっしゃるだろうことを考えると、やはり適切なコラーゲンの補給方法は食事ということになりそうです。

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Last update:2017/3/17